ベースとボーカルの上江洌清作(うえずきよさく)、ギターとボーカルの儀間崇(ぎまたかし)、ドラムスとボーカルの高里悟(たかざとさとし)の3人からなるメロコアバンド、モンパチことMONGOL800。あくまでも沖縄を活動拠点とする彼らの存在は、口コミで日本中を駆けめぐり、2ndとなる本アルバムはインディーズにして初の100万枚セールス突破(2002年4月29日付け)、今なおその記録を更新中(2002年5月現在)。堂々のオリコン1位にも輝いた。 大ヒット1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』同様、2ndアルバムもシンプルでタイトなモンパチワールドは健在。ストレートに胸を打つラブソング、失った何かを思い出させてくれるなどをはじめ、ポジティブで、ピースフルで、夢をあきらめないでという強いメッセージが全曲に広がる。鋭く世の中を見据えつつもシンプルで口ずさみやすい歌詞とメロディーは、ブルーハーツの再来を思わせる。聴けば聴くほど味わい深くて、心にぐっとのめり込んでくる1枚だ。(中西 章)
『Singles』 キューンレコード price : ¥2,548 release : Now On Sale
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伝説のロックバンドはっぴいえんどに在籍していた大滝。その後1970年代を通して数多くのソロアルバムを発表するも、音楽的な実りの豊かさとは裏腹に商業的な成功を手にすることはできなかった。 そんな不遇の時代を経た彼が、そのマニアックともいえるアメリカン・ポップスへの深い知識をわかりやすく結晶化させた作品が『A LONG VACATION』である。 それまでの日本にはなかったドライでクールな情感を漂わせるメロディ、精密に構築されたカラフルな音作り、松本隆の手によるファッショナブルな歌詞が生みだすサウンドイメージは、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えるとともに、ベストセラーとなった。「ジャパニーズ・ポップスの最高峰」と評されることも多い傑作。永井博によるジャケットも秀逸だ。 本作『20th Anniversary Edition』は、この名作を大滝自らがリマスタリングし、さらに未CD化だったレアなカラオケ盤『SING A LONG VACATION』の音源をボーナスとして収録した作品。1981年の発表以来アナログ盤、カセットテープ、CDとさまざまなフォーマットで販売されてきた『A LONG VACATION』だが、この『20th Anniversary Edition』では今までで最もロック的な、硬質でクリアな音を楽しむことができる。(森 朋之)
『生命力』 キューンレコード price : ¥3,059 release : Now On Sale
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「シャングリラ」「女子たちに明日はない」「とび魚のバタフライ/世界が終わる夜に」「橙」と、シングルをリリースするたびに奥深い音楽性を披露、グングンと評価を上げている3ピースバンド"チャットモンチー"の2ndアルバム。「親元を離れて暮らしてる、ちょっと親不孝したことのある女の子なら絶対に泣く」(←レコード会社スタッフの発言)という、ヒリヒリとした切なさをたたえたロック・ナンバー「親知らず」でスタートする本作は、"3人だけで自分たちの音楽を作り上げる"という強い意志を軸にした、まさに"生命力"溢れる作品になっている。ドライブ感あふれるバンド・サウンドのなかで"女の子のメイク"に関する鋭いリリックが鳴り響く「Make Up! Make Up!」、叙情的なメロディと恋愛の葛藤を描いた歌詞が溶け合う「ミカヅキ」など、豊かな個性がたっぷりと込められた力作。(森朋之)
ほとばしるパワーを前面に押し出し、J-インディーズファンに留まらず広い層に支持を得た前作『RIOT ON THE FRILL』から1年半。 急激にミュージック・シーンの中で持ち上げられる事に、戸惑い、苦しみ、葛藤し、そしてその中から揺ぎ無いものを得たELLEGARDEN待望のニュー・アルバムが遂に登場。 直前のシングルとなった「Salamander」はメジャー・シーンに媚びる事無い彼ら本来の曲作りでありながらも、オリコン・チャート初登場3位という記録を打ち立てた。 今作は不器用ながらも一つ一つ目の前の壁を乗り越えてきた彼らのタフなアティテュードが貫かれたアルバムとなるだろう。
『HOME(通常盤)』 トイズファクトリー price : ¥3,059 release : Now On Sale
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hide初のベストは名盤となった曲はもちろん、赤裸々な、本人がもう一度発表したがっていたなどをリマスタリング収録。彼が大ヒットシングル&アルバムを立て続けに生みだし、すさまじい勢いで駆け抜けていったのは98年5月2日までの121日間にすぎない。 ギタリストの彼が、hide with Spread Beaverの活動を開始してからは本気でヴォーカルに取り組んだ。hideの残した力強い音楽は、今なお聴くものに夢と勇気を与え続けている。(大嶋幸子)
『SIM CITY』 ポリドール price : ¥3,059 release : Now On Sale
21世紀のプログレ
「君なら90年代のDark Side of the Moonを作れるよ」と友人の音楽評論家に言われてこの作品に着手したそうですが、月の影やエコーズにその片鱗は感じられます。制作途中でタイがマイブームになりアジア風味が増したそうですが、それでもアルバムの統一感は損なわれていないのがヒラサワたる所以でしょう。こなかった未来を仏教の輪廻すら感じさせる時空の広さで表現する懐の深さ。そこいらの薄っぺらい産業ロックには到底真似できないものです。私にとって、アルバム全体の統一感、出来からいえばヒラサワソロ作でこれが一番です。
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